2010-05-12

【口蹄疫】赤松大臣の仕事は「してもらうこと」「言っておくこと」「少し考えること」「思うこと」


赤松農林水産大臣記者会見概要平成22年5月11日(火曜日)から抜粋
動画はこちら(You Tube 農林水産チャンネル

記者
口蹄疫で影響を受けた農家の生活支援について、昨日の段階では検討するというお話でしたけれど、その後何か決まったことというのは。

大臣
これ、2つ、言い方あると思うのです。
一つは、今の制度の中でやれることは、当面、何も収入が入ってこないから、これを何とかしてくれというのが、東国原さんや何人かの人たちの意見だったのですね。

ですから、私が言ったのは、例の5分の4、あとの5分の1はともかくとして、5分の4は国がやることですから、だから申請さえ上げてくれれば、普通は1、2か月そこからかかるんです。
だから、それは仮払いで直ちに払いますよと、だから、書類を早く上げていらっしゃい、上げたらすぐやるんですと。

ところが、今、全然上がってこないのです、県の方が。だから、それを、早く金をくれというのだったら、書類さえ上げてくれれば、仮払いですぐ出すんだから、生産者、その被害農家のために、そういうことをあなたたちやりなさいよ、ということを僕は言ってきました
これは別に、今の、ただ早くか遅くとかだけの問題ですから、これはやると

それから、もう一つは、もっと一般的に、今の法律や制度で決められてないことで、応援できる方法はないのかということも含まれていますから、それは、じゃあ、新たな財源も考えなければいけませんし、制度、仕組みをやるということになれば、当然、法律要件も必要になってくる場合もありますから、「それは、少し考えさせてください」ということを申し上げたということです。


記者
4月20日に防疫体制を敷いてからの潜伏期間を考えると、川南町では感染が拡がっていると考えられると思うのですが、そのあたりは防疫体制が甘かったとか、失敗だったということは・・・。

大臣
全くありません。じゃあ、何が足りないと言われるのですか?

記者
分かりません。大臣はどういうふうに。

大臣
だから、何もないのですやるべきことは全部やり切ってきた。これはもう、現地の皆さんも、知事はじめ、本当に、これ、ちゃんと控えがありますけれども、本当によくやっていただいています、よくやっていただいています。

是非、今までどおり、加えて、「ただ、頭数が多いので、人が足りないので、それを何とかしてもらえませんか」という話だったので、さっき言った、獣医さん、一般職員、それから、「もし、自衛隊が必要だったら、自衛隊の要請権限は僕にあるんじゃなくて、知事さん、あなたにあるんだから、あなたがやりなさい」と、それで、「僕は北澤(防衛大臣)さんにちゃんと言っておきますよ」と、今、延べ千人、自衛隊の人たちにやっていただいているのですね、主に埋却の作業を。

それが、もし足りないと言うのだったら、それは、僕が事前に頼んでおくから、要請の仕組みとしては、知事がやることになっているわけですから、「知事さんがやってくれれば、すぐ出してもらうようにしてください」と、さっきも、もう一回確認して、北澤さんに、「おい、延べ千人らしいけれど、倍くらい、ちょっと頼むぜ」と、「たぶん、東国原さん言ってくるから」ということを言っておきました

そうしたら、「同じ部隊から全部ドボンというわけにはいかないので、ここから3人とか、ここからいくらとか、そういう形で考えるんですね」と言って、北澤大臣は、内々には言ってくれてますが、これも要請がないと、一応、言えませんので、これは、電話でも何でも結構ですから、国に対して知事から要請してもらうと。

これも、だから、できる体制はもうできているのです、要請さえしてもらえれば、すぐ、そういうやり方をするということだと思います

以上、質疑応答部分の抜粋。
冒頭発言はダラダラ長いんですけど、以下、国有地の部分を抜粋。

宮崎県の海岸端の防風林は、ほとんど国有地なんですね、ずうっと、ちょうど川南なんか、あの地域もですね、それが、もし、よければ、言っていただければ、やりますよということを、お約束をしてきました。

ただ、これについては、そのあと、市町村長さんたちと話したら、反対に、今度は、一番の当該の川南の町長さんなんかは、「いや、そんなところに埋めてもらっては、水源に影響するかも知れないから、それは困るのだ」と、農業者の人たちは、「是非、そこに埋めさせてくれ」と言うので、「ああ、いいですよ」と言ったら、「いや、それは困るのだ」みたいなことで、ちょっと、まだ地元の意見が、正直言って、まとまりきっていないという感がしました。

ですけれども、夜帰ってきて、林野庁長官とも、打ち合わせして話したんですが、別に水源と関係ないところの、これだけ、ずうっと海岸線全部国有地ですから、水源地と関係ないところの国有地もあるので、そういうところを使っていただいたらどうですかということを、実は言っているんです、ということを話してましたが、そういうところであれば、別に水源にも影響ないし、海岸線と言っても海水浴場じゃなくて、単に防風林のある海岸ということですが、においの、仮ににおいが多少したとしても、そういう問題もないし、そこを、もし使っていただければ、一番、それがいいのじゃないかなと、私どもの態勢はいつでもできてますが、あとは、地元次第ということでございます。

政府の対応に何の問題もない。
大臣の仕事は「してもらうこと」「言っておくこと」「少し考えること」「思うこと」。

問題があるとすればそれは誰それの責任。
という部分を列挙して、今後とも邁進することでしょう。

江藤議員が11日の委員会で言ってたのは冒頭発言のこの件なんでしょうね。

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