DIAMONDO online(4月20日)に元銀行員の見山謙一郎准教授という方がコラムを書いてます。
オーナー系企業トップの『朝令暮改』ぶり(笑)を紹介しつつ、鳩山総理のそれとの違いを書いてますね。「朝令暮改(朝令昼改)」=「発言がブレる」にあらあず。
- 「発言がブレる」とは、発言内容を変えることにあらず、「確固たる視座」や「揺らぎない軸」が定まらずフラフラしている、ということ。
1.顧客調整能力
・相手国の求めることを把握しつつ、自国の思惑をしっかり反映した提案を行ない、相手国の理解と信頼を得る能力
2.内部調整能力
・外交上の利害と国内の利害とが折り合う点を見つけ出し、国内調整を行ない、国民の理解と信頼を得る能力
3.時間管理能力
・交渉の工程を自己管理し、決められた期日までに政策を仕上げる能力
4.リスク管理能力
・曖昧な約束や断定的な物言いなどで、相手国や国民に言質(げんち)を取られない能力
・一方で、自分で取ることができるリスクは最大限に取れる能力
1.と3.は致命的に欠如してますよね。言質も取られっぱなし、というか不用意にしゃべりすぎ。このところの支持率急落ぶりでは2.も?ですし、何ひとつ満たしていないような感じですね・・・
あっ、このコラムは、気候変動の問題にも触れてますが、普天間問題での鳩山首相の発言の「ブレ」に主眼を置いてます。
「確固たる視座」や「揺らぎない軸」がないため、利害関係者の一挙手一投足に振り回され、決断ができない。その結果、国内外の難しい調整や交渉がどんどん後回しになり、なかなか議論にまでたどり着かない。これが、いまの鳩山首相発言の“ブレの本質”なのかもしれません。ということで結んでます。
なんだか、現政権は企業研修の良い教材になりそうですね。
http://diamond.jp/articles/-/7935
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