2010-04-20

【政治】鳩山首相発言の“ブレの本質”は「確固たる視座」や「揺らぎない軸」の欠如

こんなたいそうなタイトルで自分に記事なんか書けるわけがありませんので、単なるコラムの紹介です。(汗
DIAMONDO online(4月20日)に元銀行員の見山謙一郎准教授という方がコラムを書いてます。

オーナー系企業トップの『朝令暮改』ぶり(笑)を紹介しつつ、鳩山総理のそれとの違いを書いてますね。「朝令暮改(朝令昼改)」=「発言がブレる」にあらあず。
  • 「発言がブレる」とは、発言内容を変えることにあらず、「確固たる視座」や「揺らぎない軸」が定まらずフラフラしている、ということ。
銀行員だった時に求められた「自己完結力」をあてはめた場合の、政府に求められる政策実行力を次のように書いてます。
1.顧客調整能力
・相手国の求めることを把握しつつ、自国の思惑をしっかり反映した提案を行ない、相手国の理解と信頼を得る能力

2.内部調整能力
・外交上の利害と国内の利害とが折り合う点を見つけ出し、国内調整を行ない、国民の理解と信頼を得る能力

3.時間管理能力
・交渉の工程を自己管理し、決められた期日までに政策を仕上げる能力

4.リスク管理能力
・曖昧な約束や断定的な物言いなどで、相手国や国民に言質(げんち)を取られない能力
・一方で、自分で取ることができるリスクは最大限に取れる能力

1.と3.は致命的に欠如してますよね。言質も取られっぱなし、というか不用意にしゃべりすぎ。このところの支持率急落ぶりでは2.も?ですし、何ひとつ満たしていないような感じですね・・・
あっ、このコラムは、気候変動の問題にも触れてますが、普天間問題での鳩山首相の発言の「ブレ」に主眼を置いてます。

「確固たる視座」や「揺らぎない軸」がないため、利害関係者の一挙手一投足に振り回され、決断ができない。その結果、国内外の難しい調整や交渉がどんどん後回しになり、なかなか議論にまでたどり着かない。これが、いまの鳩山首相発言の“ブレの本質”なのかもしれません。
ということで結んでます。
なんだか、現政権は企業研修の良い教材になりそうですね。
http://diamond.jp/articles/-/7935

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