2010-07-16

【民間種牛】所有者「断腸の思い」と殺処分受入れ、県の努力に謝意、国へは抗議文

17日殺処分
記者会見した薦田さんは「県民のために使ってほしいと思っていた種牛が、逆に県民のためにならないということになり決断した。知事は一生懸命残そうとしてくれて感謝している」

 東国原知事が国に要望した民間種牛の特例救済を、一貫して認めなかった山田正彦農相に対しては「殺処分をごり押し的に県に強要したやり方は許されない」とする抗議文や質問状を公表。その中で「私の抵抗のために復興の遅れを招き、県民に迷惑を掛けるわけにはいかないと断腸の思い」と心情を吐露した。


 面会後、記者会見した薦田さんは「県や農家のために使ってほしい牛を処分しないと県民のためにならないということに本当にショックを受けた。国の対応は不本意だが、牛を処分しないと国は移動制限区域を解除しないと言っており、県民に影響を与えてはならないと決断した」と沈痛な面持ちで話した。

 県は種牛を処分後、早急に家畜の移動制限区域と非常事態宣言を解除する予定。

 薦田さんは5月、ワクチン接種を拒否し、特例での助命を強く求め、県も助命する方針を決めた。しかし、山田農相は殺処分しない限り、制限区域の解除に応じない姿勢を示した。




先週の土曜日、7月12日付で民主党系の本県関係国会議員4名(川村秀三郎衆議院議員、道休誠一郎衆議院議員、外山斎参議院議員、横峯良郎参議院議員)は篠原孝副大臣あてに「要請書」を出しています。(下にその写真を載せています)

(略)

にも関わらず、国会議員がいざとなったときにどちらにもいい顔ができるようにする姿勢は本当に残念に思います。
昨晩、この要望書の発出人の1人にお話ししましたが「県民の声があったから。」といわれます。
その場その場で勢いのある方に対応するのが政治なのでしょうか。まさに鳩山政権はそのようにして沈没していったのだと思います。

見解の別れる嵐の中では発言せず、後になって大勢がはっきりしてから「私はこう思っていた」などというのは、誰でもできます。しかしそれは政治家ではなく評論家のやることだと私は思います。その意味でも今回の姿勢は誠に以て残念です。

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